ナシーブ・ニコラス・タレブのまぐれと言う本を読んでいると唐突に『ゾルグルーブ』という言葉が出てきます。正確には唐突に固有名詞を説明もなく引用する本でもあります。私が勝手に解釈する意味としては、メイントピックにフォーカスし、枝葉の部分にはフォーカスするなと言う事かもしれません。 ちなみに、ゾルグルーブも良く分からないけど何らかの固有名詞だがメイントピックとは関係ないというスタンスで読めば問題ありません。ちなみに「屋根裏部屋でゾルグルーブが増えていく」と書かれています。決して「ゾルグループ」ではありません。半濁音じゃなく濁音です(Zorglubs Crowding the Attic)。日本語版では72ページ、英語版では46ページ。
ちなみに巻末の索引でも『ゾルグルーブ』があります。と言う事はある程度有名な固有名詞でもありそうです。
Wikipediaで見てみると英語版にはゾルグルーブの項目がありました。意味はベルギーの漫画(コミック)の『Spirou et Fantasio』のキャラクターとのことです。どちらも日本語の説明は無いので、英語圏では常識だが、日本では全く知られていない物だと考えます。
ゾルグルーブでググっても本件にかかわる結果は出てきません。「屋根裏部屋でゾルグルーブが増えていく」と全文でググればタレブのまぐれが検索されます。
私たちがゾルと聞くと、一番思い出されるのは「エアゾール」とか「エアロゾル」だと思います。いわゆるスプレーです。殺虫剤とかペンキ、オイル、クリーナーなどです。ただ、これでもゾルの意味は解りません。 空気の力(エアロ)でゾルを噴射するという意味までは解りますが、ここでもゾルの意味は解りません。
ここで、ゾルをWikipediaで検索したらわかりやすい説明がありました。ゾルとは液体に溶け込んだ細かな固体と言う意味です。これで納得です。塗料も細かい固体が溶剤と言う液体に溶け込んでいます。オイルも液体に成分が溶け込んでいます。ちなみに牛乳もゾルとのことです。
特に意味は無いですが個人的なメモとして書きました。もっと関係ないですが、潤滑油のメーカーであるAZのチェーンクリーナーは『クイックゾル』とか『パワーゾル』と言って販売されています。これも何がゾルなのか分からないです。