太いタイヤでまったりと走る普段使いの自転車として Rockbikes の Rizer を買いました。ポイントとしては耐久性があり、消耗品が普通な部品で交換できる点です。実は昔にミニベロを乗っていましたが、力強く踏み込んでいたらスプロケットが摩耗しました。その交換に後輪全部を交換しないといけないと言われ、次はフルサイズの自転車と決めていました。
Rizerならスプロケットが摩耗しても一般的に売られているピスト用のコグを交換すれば済んでしまいます。Duraaceの安い物でも3000円、高級なEuro Asiaでも8000円程度です。
チェーンもKMCのS1が2000円程度です。ミニベロはもちろん、ロードバイクの多段変速用チェーンと比べたら半額以下です。
まず、固定ギアで買った自転車はGIOSのStiloです。多分ですが15年くらい前の第一次ピストブームと言われる時代に販売されたものです。これのフリーギアを外し固定ギアを取り付けて乗っていました。ビンディングペダルとサイクルウェアで気合を入れて乗っています。
話は前後しますが、先に買ったミニベロを買い物やまったりとしたサイクリングに使って今志賀が、ちょっとした急坂を踏み込むことでスプロケットを摩耗する感覚が伝わってきました。そう、自転車をいたわって乗らないといけないわけです。これはストレスです。
ここで考えたのが昔から欲しかったロウカラー(ロウフィニッシュ)のRockBikes の Rizer です。ただ、ロウカラーは先行予約で売り切れていたので買えないと思っていた中で、ある店に在庫があるとのことでした。速攻で予約して買いました。ちょっと金銭的には無理しましたがロウカラーの自転車を安く買う機会は二度とないと思って買いました。ちなみにロウカラーの自転車は
- Focal44のS-Expressは年間世界販売が数百台なので予約が難しい+私には大きすぎる
- Above Bikeのスチールエラはフレームだけで10万円越えでエンド幅が特殊
- ブルックリンマシンワークスのギャングスタはすぐに売り切れる+フレームだけで10万円超えと高価
- ベターバイシクルのホリゾンタルは通販サイトに表示されていない
こんないきさつで悩んでいました。
実際にRizerを手に入れた感想は、ロウフィニッシュ最高でした。溶接焼けや鉄の質感がいつでも見て楽しめます。一方で錆もクリア塗装内部で進行していますがひどくなれば定期的に削ってクリア塗装をすれば良いと考えています。あまり神経質にならずに乗ることが出来るのも塗装モデルにはない魅力です。
実はRizerってトリックをするためのモデルです。スピンしたりスキッドしたりするやつです。ただ、私はまったりとトレイルやグラベルから舗装路までをまったり走って、買い物とかお出かけをする自転車として買ったのでトリックはする予定はありません。
と言っても、安全でバランス感覚を養えそうな「スタンディング」だけは練習しています。もしかしたらスキッドはやるかもしれないですが気を付けます。
スタンディングとは自転車を止めてバランスをとるトリックです。理屈としてはハンドルを深めに切ってペダルの前後を左右に変換してバランスを取ります。口で言うのは簡単ですがいろいろと難しいところがあります。
一番難しいのは、後ろを踏むことです。これが理屈で分かっていても出来ないのです。理由は人生で自転車を後ろに走らせることなど無いためです。実際に後ろにペダルを踏むのは恐怖です。少しでも自転車がバックすると怖いのです。ただ、何日か練習していると少し後ろに漕ぐのは怖くなくなります。20センチ程度なら安心です。これで、ペダルで左右のバランスをとることが出来ます。
私は鈍いですが、一週間程度の練習で一分程度のスタンディングが出来るようになりました。非常に不安定ですがもう少しの練習で安定すると思われます。
皆さんも固定ギアの自転車を買ったら是非、スタンディングで遊んでみて下さい。