フランクロイドライト展が豊田市美術館で開催されました

 建築家と言うと見た目にこだわる人が多い中で、それ以上に機能性とかコストを考えている建築家は「フランクロイドライト」です。デザイン性ばかり重視して住みにくい家や、某建築家のように「夏暑くて冬寒い」とか「雨漏りする」と言ったことはしなかった人だと言われています。(余談だが、建築費が足りなくなって、無償で修行している弟子に手伝わせたとかって今ならブラックな話もありますが、それは目をつぶります。)

そんなライト氏のドローイングや写真、家具、複製の美術展が「豊田市美術館」で開催されました。

まあ、家具以外は実物を見られるものではないので微妙な展示会ではあるのですが、見どころを抜粋して分かりやすい形で公開してくれるのはうれしいです。実際、把握できていなかった事実が今回の展示会で分かったわけですので。

まず、ライト氏は超高層建築にも興味があったとのことです。そう、広い敷地に建てる平屋だけでは無いわけです。 構想では500メートルを超える今でいう『ブルジュ・ハリファ』のような高層建築の構想をライト氏はしていたわけです。展示はドローイングだけですが『マイル・ハイ・イリノイ』という名前で展示されています。

日本の帝国ホテルもデザインしていますが、その時のコンセプトも今回の展示で説明されています。ホテルは宿泊メインではなく、ダンスや映画、レストランなどのエンターテインメントを提供する場所としてデザインされています。

今でいう、工場で作られた「プレハブ住宅」もライト氏は考えていたとのことです。残念ながら第一次世界大戦の不景気でプロジェクトは中止になってしまいましたが今、プレハブがあるのはライト氏がいたからかもしれません。家をカタログ販売しようとしたのはライト氏と言う事です。

残念と言うか幸運と言うか、写真撮影は一部だけでした。ライト氏が好きな人はもちろん、建築とはどういうものであるかを考えたい人は是非来館してください。



























灵感古力古力古力 灵感菇 灵感菇

 「りんがんぐりぐり」と歌っているネコのが有名な動画で流れている音楽は 「灵感古力古力古力 灵感菇 灵感菇」という曲名らしいです。