高速道路が奇形動物を生む理由 (日経サイエンス 2022 09 p65)

 

なんだかキャッチーで扇動するようなタイトルですが事実です。日経サイエンス 2022年9月号の65ページ『孤立したピューマたちを救え』という記事で紹介されています。

ざっくりとした内容としては、LA近郊で尾尻が不自然に曲がったピューマが多く発見され、その原因が近親交配だったとの事です。なぜ、近親交配になったかというと高速道路により分断されピューマの行動が近場に制限されたからだとしています。

対策については元記事に書かれているので参考にして下さい。

私の考察ですが、道路などあまり環境に悪影響を与えないと思われていることが危ないのでは考えます。廃棄物や二酸化炭素の放出など明らかな問題には反応しますが、今回の「ピューマの奇形→近親交配→行動制限→高速道路建設」という風が吹けば桶屋が系の話は世間は問題だと感じません。

一部の科学者が問題定義しますが、一般の人は「何が問題なんだ」となってしまうと考えます。これこそが危ない状況です。

「知らない人からお菓子やおもちゃをくれると言われてもついていってはいけない」と言う親御さんも「長期的に見た未来の得より、現在の一時金」の方を選択するのでは無いでしょうか?

そうならないためにも、まずは通俗科学の簡単な本から読んで、その後は少し読むことが難しいアカデミックな内容の本を読んで見ることをおすすめします。


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 「りんがんぐりぐり」と歌っているネコのが有名な動画で流れている音楽は 「灵感古力古力古力 灵感菇 灵感菇」という曲名らしいです。