大昔は市販ビデオでもホームビデオでもアナログ接続すればコピーとかダビングが可能でした。ハイテクに強いというか、出てくるものを直感で録画機器に接続すれば多少の劣化はあるもののコピーはできました。
デジタル時代に入り、劣化なしにコピーできる時代になると普通に売っている民生用機器ではコピーが出来ない仕組みが導入されました。HDCPやコピーガードと呼ばれる方法です。
大雑把な仕組みとしては、市販ソフトや民生用機器の出力にコピーガードの信号が追加されており、録画機器がその信号を検知すると録画を停止するという仕組みです。
例え話にもならないかもしれませんが、灯油やA重油に混入されているクマリンみたいなものです。税金が安い灯油やA重油をクルマに使うと安上がりですが、脱税になります。それを調べるために、タンク内の燃料にクマリンが含まれていないか調べるわけです。クマリンが入っている場合、専用のライトで照らすと蛍光色で光ります。更に余談だが、今の電気自動車はどの電源でも充電できますが、将来的には税金がかかった電気だけからしか充電出来なくなりそうです。 一般的な電源にデジタルクマリンが重畳され、クルマがそれを検出すると充電を停止するって仕組みとかです。
話をHDMIキャプチャーに戻して、コピーコントロール技術が趣味のビデオにも悪影響があります。 自分で撮影した動画を民生用機器でコピーしようとしてもコピーガードによってコピーできないという問題です。
一流メーカー品のキャプチャーユニットを買って、過去のホームビデオをキャプチャーすると出来ないという話もあります。
このときに、『MiraBox』のキャプチャーボックスを使うとどのようなHDMI信号もキャプチャーできてしまいます。パソコン側は『OBS』という無料のキャプチャーソフトを入れるだけです。これで、一昔前のHDMI機器で撮影したビデオも動画ファイルとして救い出せます。 昔撮りためた動画のコピーコントロールで困っている人は是非、試してみて下さい。