全話110話もある銀河英雄伝説は、一部だけ観ると良くわからないところが多いです。根気よく何度も見て細かい部分を知ることで、物語中での登場人物の合理性が見えてきます。
初見で一瞬バカバカしいと思うことでも、設定上で無理だからということは多いです。
今日は、よくブログで説明されている「同盟と帝国間には2つの通路しか無い」という正しいが正しくないことを説明します。
物語では『イゼルローン回廊』と『フェザーン回廊』の2つのみしか道が無いと言われています。それ以外は航行不可能であり、理屈は不明ですが通ろうとすると見えない壁に激突したように宇宙船が破壊されます。
しかし、アニメ版第39話でそれ以外に道があると説明しています。ユリアンがヤンと話をしているシーンで
「大きく銀河を迂回して」
と言っています。だから、2つの回廊を通らなくても行けるということです。
ただ、言葉としてはとりあえず行けるという意味であり、非常に大回りで時間と費用がかかるような印象です。
だから、物語では「現実的な方法として、両国間を航行するには2つの回廊のいずれか」ということになっていると考えます。