あまりこの意味でデジタルと使うのは嫌なのですが、世間はデジタル化に乗り遅れたくないという風潮があります。本来の意味でのデジタルは「整数」のように数えられる数字という意味であり、決してハイテクという意味は無いのですけど、そういう意味で使われています。
デジタル化に乗り遅れないという考え方は、飲食店や商店に多くあります。テレビや新聞で、デジタル化に乗り遅れた店は潰れるみたいなあおりもあります。
デジタル化は本質でない
今現在、何もデジタル化していなくてもお客さんはいる。そして、宣伝広告を特にしなくても売上は充分あるという状態なら何もしないで良いと考えます。理由は、デジタル化がその店の本質では無いからです。
ただ、これからの若者は店を見つけるのもグーグル検索という事も否定できません。だから、デジタル空間上に店の情報が有ることは必須です。といっても、路上看板やチラシと同じで、そんなに商売の必須事項ではありません。
悩まない
デジタル化に関して悩まないでください。そう、デジタル化に意識や労力を過剰に向けることは止めてください。やることは、単に「デジタル上にあなたの店の情報が有るか」です。
店の名前と地名でググって、あなたの店の情報が検索されれば、誰もがググることができるので問題ありません。 ただ、公式情報では無いのでお客さんは不安になります。
1ページだけのサイト
公式情報は1ページだけのサイトで十分です。店の外観、店内写真、店のイメージやコンセプトが伝わる内容と電話番号、そして後で説明するインスタグラムやツイッターのリンク程度で十分です。これだけでも、公式情報としてお客さんは安心します。
10年間更新しないページ
作るページは路上看板と同じで10年間更新無しで使えることを考えてください。そうすると、その後の労力は全く不要です。
インスタやツイッター
ただ、完全に更新しないのも情報が少ないので、簡単なSNSで毎日投稿してください。文字を書くのが得意ならツイッター、文字が苦手な人はインスタグラムをおすすめします。毎日、一分くらい時間をかける程度です。 開店しました、今日はこんなものが入荷しました、お客さん情報など何でも構いません。
ただ、子供が生まれたとか、自転車を買ったとか、営業に関係ないことは書かないでください。あまり、店に興味がある人はオーナーの私生活には興味有りません。また、もともと面倒であればそんな労力は使わないでください。
動画やブログは避ける
動画やブログは非常に手間がかかるメディアです。このブログのエントリー程度でも1時間は必要です。また、貼り付けてある動画も見た目は簡単ですが、撮影や編集、企画に一日使っています。 そう、動画やブログは面倒です。
そんな時間があれば、本業に注力してください。8時間をネットに費やすのか、仕事の準備や休憩に回すのかと考えれば分かりやすいと思います。
更新のないブログには廃墟感が
それでもブログや動画をやりたいという人は、地元の中堅どころの店や会社のページを見てください。そして、ブログやYouTubeチャンネルなどを探してください。 ただ、大体は更新が数年前で止まっています。
これを見ると、豪華な店構えの廃墟、ボロボロの10年前に気合を入れて作った看板、関係ないもので溢れた特設コーナーなどを思い出します。正直、昔頑張ろうとしていたけど、今は忘れてしまった感が強いです。
だから、面倒なブログや動画は止めてください。
お客さんに投稿
実は、店の固定客ってネットに情報を公開したがります。店で食べたものを何も言わなくても喜んで公開してくれます。
これって、ただで自分の店を宣伝してくれているということです。だから、この心理を利用して店を宣伝してもらいましょう。
店内に
「インスタ投稿大歓迎」
とでも書いておけば今なら喜んで投稿してくれます。あと、地味ですがGoogle Mapへの写真投稿も宣伝効果が高いです。
デジタル化に乗り遅れてはいけないと思っている人は、こんな簡単な方法で労力をかけずに対応できてしまいます。
コツですが、できるだけ労力をかけないというところです。 正直、ブログを書いていない人がブログを継続するのは無理です。動画も編集が大変です。だから、そんなことは止めて、インスタグラムに毎日写真を一枚程度公開したり、短文をツイッターに書くことをおすすめします。