ロードバイクは、空力性能と軽量化が追求された速度重視の公道向けバイクである。カーボンフレームの洗練された造形美と乗り心地の快適さが魅力で、私も大変気に入っている。
あるメーカーの初めて試乗したロードバイクは、しなやかなサスペンション性能で乗り心地が良かった。一方で、より硬いフレーム設定の機種では、パワフルなペダリングとのシナジーでスピード感を楽しめる。
ピスト専用トラックレーサーとの競争は、ロード以上にスリル満点であった。しかし2000年代以降、ピスト競技の人気低迷も影響し、ピストバイクはブームを失った。最近ではシンプルな定番デザインに回帰する傾向があり、大人の趣味として支持を取り戻しつつある。
ピストバイクも、レーサー向けとストリート用で仕上げを使い分けるなど、多様な楽しみ方を提案している。こうした柔軟な姿勢が評価できる。最近のモデルは成熟した安定感があり、自分も乗る機会を増やしている。