Dahon Dove Plus(ダホン・ダヴ・プラス)は14インチ折り畳み小径車としては最高の自転車だと考えます。重量は7キロを下回る軽さなので、高級ロードバイクに匹敵します。
シングルスピードなので非常に静かにストレスなしに乗ることが出来ます。
しかし、ハンドルに難があります。正確にはハンドルの部品ではなくポジションです。非常に手前すぎるのです。
そのため、坂道で立ちこぎ(ダンシング)すると力が抜けます。フルサイズの自転車では力が入るのに、Dove Plusで立ちこぎをすると半分くらいの力が抜ける感じです。
ここでハンドル周りの改造をググったら、延長ステムを取り付ける方法が紹介されていました。ただ、見た目がごつく悪い感じでした。
ピスト用のバットバー
何か良い物がないかググっていたら、ピストバイク専門店のマスターピスト(Master Pista)のオリジナル商品であるBatBar(バットバー)を見つけました。
どうでしょうか? 私はこのデザインに衝撃を受けました。角ばった無骨なデザインと、鉄と言う素材を見て楽しめるロウフィニッシュ(クリア仕上げ)にです。 溶接の焼けも見ることが出来ます。
将来的にはさびが進行して、クリア塗装内部に見えるとのことですが、それも味として楽しめるわけです。
こういう商品は見つけたらすぐに買わないとチャンスは無いので当然買いました。
運がよい事にDahon Dove Plusとハンドルのクランプ径が同じです。また、グリップやブレーキもそのまま流用出来ました。 そう、バットバーだけを買えばそのまま交換できてしまうわけです。
立ちこぎが楽です
こんな坂道も、立ちこぎで楽勝です。ノーマルハンドルでは力が入りませんでしたが、バットバーだとフルサイズの自転車のように軽快な立ちこぎが出来ました。
良くしなります
バットバーを写真だけで見ると、硬い鉄と言うイメージです。でも、それは良い意味で裏切られます。 実は非常に柔らかいです。 力を入れるとばねのようにしなっているのが分かります。だから、軽いオフロードの衝撃も吸収されます。
こんな道も楽勝で行けます。ただ、当然ですがハンドルを交換しただけで自転車がマウンテンになるわけではありません。 ゆっくりと慎重に走行してください。
折りたためます
バットバーは非常に長いですが、折り畳みに支障はありません。折り畳み幅と折り畳み長さが多少大きくなりますが、特に問題は無いと考えます。
長距離ツーリングも楽になります
ライズを前方にすれば、ステムを長くしたのと同じポジションになります。ロードバイクやクロスバイク、ピストバイクやシングルスピードと同じポジションで乗ることが出来ます。
また、しなりがありますので手への振動は軽減されます。そのため、Dove Plusでのロングツーリングも楽しくなると考えます。
次の自転車にも
耐久性が高く、自転車が壊れても次の車体に取り付けることも出来そうです。だから、バットバーは末永く使えるのではと思います。また、将来にトリック車を買っても活用できるのではと考えます。Rockbikes の Rizer を買えば完全に合うデザインだと考えます。
用途外使用です
確実に安全を保証出来るかと言われたら、分からないとしか言いようがありません。非常に無責任な発言に聞こえますが、こういうものを楽しむのって自己責任が重要だと考えます。
持論ですが、カスタムとか面白いことをする場合は自己責任と言う考えが必要だと考えます。些細なことに神経を使って、ショップとかに苦情を入れるのも面白くは無いと考えます。
当然、バットバーを製造販売する業者も、それを紹介した私も何ら責任は無いと考えます。安全は自分で守ってください。
購入場所
以下のサイトで買うことが出来ます。ただし、Dove Plusに取り付けることは完全なる用途外です。この件に関しては相談しないようにしてください。本来はトリック用のピストのハンドルです。
https://master-pista.com/products/barbar https://master-pista.com/
https://www.rockbikes.jp/item/bat/ https://www.rockbikes.jp/
(私が勝手にDove PIus に取り付けているだけです。上記の『ロックバイクス』及び『マスターピスト』とは無関係です)
https://www.youtube.com/watch?v=cvwvHRx6oeU