ロードバイクとかクロスバイクなどのチェーンオイルの論争は昔から絶えません。新しいオイルも開発されるので自転車店の見解も変わります。ただ、油脂などのケミカル類はたいして違いが無いのにプロモーションとかマーケティングで新しい物に誘導される事実もあります。
もちろん、企業努力で良い物を作っているのは事実ですが、倍の値段の新商品が倍のパフォーマンスを発揮できることは無いと考えます。
ここで私の持論ですが、屋内保管で毎日自転車をメンテナンス出来る人であれば、エーゼット(AZ)の『CKM-001 超極圧・水置換オイル』をお勧めします。一番の理由は「極圧性能と水置換性」を持っているオイルで安いからです。
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チェーンを空転させながら軽く噴射してください |
極圧性能とはチェーンのように高い圧力で物体同士がこすれあう部分に対しての潤滑性能です。昔から高級チェーンオイルでは配合されていました。 水置換性は水分が含まれている場合は、それと油を置き換える性能です。 雨天などチェーンに水がかかった場合に使えば、自動的に水が排出されます。
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車種問わず快適に使えます |
ただし、粘度が低いので長期間の耐久性は悪いと考えます。塗って半年放置という利用方法には向きません。 だから、最初に言った通り「屋内保管で毎日自転車をケアできる人」向けなわけです。
スポーツ自転車を毎日乗る場合は、自転車を乗った後にチェーンを布で拭きます。汚れを落とした後に、本品を軽くスプレーします。これでスムーズな回転になります。
シングルスピードや固定ギアなど自転車に使うと、チェーンの音がほとんどなくなります。聞こえるのはホイールと自分の風切り音だけです。まるで、自分が風になったような感覚です。
雨天や長時間のレース、ツーリングの場合は耐久性が高い専用のオイルを兼用することをお勧めしますが、逆転の発想として本品のミニスプレーや液体の製品を小分けにして携帯しても良いと考えます。
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デザインはそそられませんが、自転車ショップで売っている物の4倍の量で、半額です。ざっくりコスパ8倍 |
シティサイクルなど普段使いの自転車でも、週に一度くらい本品でケアすれば快適な乗り心地を長期間維持できると考えます。
余談ですが、高級チェーンもレースなどで限界を出す必要が無ければ不要だと考えます。標準グレードのチェーンを使い、CKM-001 でメンテナンスすれば十分快適に使えると考えます。 私はKMC HV410を使っています。一番安いと思われるチェーンですが特に問題が無く快適に使えています。レースや決戦用じゃ無ければ、安い物を速いペースで交換する方が良いのではと考えています。
毎日自転車を軽く手入れできる人は是非、CKM-001を使ってみて下さい。