昔から人気のあるメディアと言えば、読者や視聴者の希望を煽るグッズの広告です。筋肉ムキムキボディ、痩身術、自転車が速くなる、勉強ができる、聞くだけで難関大学合格、アルファー波、リラクゼーション、モザイク除去装置、ビデオをダビングしても汚くならないケーブルなど、キッズからヤング、アダルトまで期待感を刺激する広告に溢れていました。
私はそういう広告で昔からあるのは「クルマの燃費向上グッズ」です。オイルに混ぜる、燃料に混ぜる、そして最近だとバッテリーに取り付けるなどの物が販売されていました。
私は『モーターアップ』というグッズを自分で買って会社の営業者にこっそり入れて試したことがあります。 何故、自分のクルマ出ないのか? という理由は「自分の車が可愛いから」もとい「会社の営業者はシステムで燃費管理がされている」という理由です。
そう、会社の車に入れれば、モーターアップ前後の燃費が分かるという理由です。残念ながら結果は変わらずで、私の財布から金が出ていったということです。と言っても地元ディスカウントショップで激安で売っていたのでネタとして考えれば楽しめたと思います。
今では、ネットの普及で誰もが怪しい情報を排除できるようになったので安全だと思われています。しかし、それは幻想です。単に少年誌の裏表紙から、ネット広告に詐欺の場所が移動しただけです。
最近だとエクストラフューエル(XTra Fuel)という燃費改善グッズの広告が入ります。取り付けはOBD2と呼ばれるクルマの診断ポートに差し込むだけです。これだけで、クルマの燃費が向上するとのことです。
ただ、怪しいのはこれですべての車に対応してしまうということです。これは、ある程度わかっている人は絶対に怪しいと考えます。
燃費をよくする方法としては、燃料の供給量を制御する燃料マップという物を書き換える必要があります。しかし、必要な燃料って車の大きさ、エンジンの大きさなど異なります。だから、これ一つですべての車に対応するのは不可能だと考えます。
膨大な数の古い車はもちろん、今現在も速いペースでニューモデルが登場しているクルマ全ての対応するのは無理です。
というか、昔からのツッコミですが、本当に燃費を改善する方法論を見つけたのだったら、自動車メーカーに売り込むのが楽です。 本当に1%の燃費を改善する証拠を提示すれば絶対に採用されるはずです。
自宅のネット遅くないですか? であればNetBooster Proを見てみてください。
(注意:魅力的な製品だと思ったら、自己責任で買ってください。)