消臭剤が強烈な印象で登場したのは『メディゾール』だと思います。あの便利だが、何にでも使えてしまうというCMが原因で誤用される『5-56』でおなじみの呉工業の製品です。
「ワーワー大変、嫌なニオイ、メディメディメディメディ・メディゾール」
というキャッチーな歌詞で子供心を捉えた宣伝戦略でもあります。
当時小学生の私は
「メディゾールさえあれば、この世の臭いを全滅させることができる」
とくらい勘違いしていました。 靴(特に上履き)、体臭、生ゴミなどはもちろん、老人の加齢臭、排泄物、シンナー、ペンキなど何でも嫌なものに吹きかければ綺麗さっぱりできる製品であると。
まあ、そんな印象を当時のキッズ達に与えていたはずなので、運良く(悪く)手にした子供から「メディゾール攻撃」をされた可愛そうな大人もいるのでは無いでしょうか?
とりあえず当時はライバル社から「ライゾール」という商品も出ていましたが、子供心を捉えたのは絶大なCMの力で『メディゾール』でした。
ちなみに『ライゾール』は映画『バタリアン』とタイアップし、バタリアンの強烈な臭いを劇中で消した(消そうと試みた?)としています。
これがメディゾール
残念ながら『ライゾール』は日本撤退っぽいですが、メディゾールも『消臭元』や『消臭力』と比べると今では知名度は低いです。
メディゾールCM(当時)
ライゾール(小林製薬)
バタリアンでライゾールを使用するシーン