映画セッションをご存知でしょうか? 音楽大学に入った主人公が、主席ドラムスに抜擢されて、超パワハラの指導を受けるという話です。
正直、見ていて気持ち良いものでも無いし。最後のオチも同解釈して良いのかもわかりません。
よくある「ピークエンドの法則」で、「苦しい体験も後からは美しい経験に見える」ということを言いたいのだろうか? 「素晴らしい作品のためにはパワハラだって許される」ってことなのだろうか?
日本でも、バスケ部の主将が監督のパワハラで自殺してしまったという話もあります。私としては、いくら素晴らしいプレイのためであってもパワハラはだめだと考えます。
今日のネタとしては、映画セッションでフレッチャー教授が興奮して投げる楽器を紹介します。
教授が楽器を投げつけるシーンは、コンテスト前のドラムスの選考です。三人のドラマーの誰にコンテストで演奏させるか? 他のバンドメンバーはスタジオの外で待機している中で行われています。
と言うか、この映画のバンドって全てのパートでこんなことを行っているのだろうかと考えてしまいます。もし、そうだとしたら半端なく時間が必要。だから、私はドラムスに執着が有るだけだと考えます。
選考方法はとにかく速いテンポで演奏させる。三人のドラマーはもう精神的にも体力的にもやられている感じである。そして、主人公のスティックを握る手から血が吹き出してくる。そこで教授はカウベルと取り出し、耳元で叩き出す。
いやー、カウベルを耳元で叩かれたら難聴になるだろ? さらに興奮してカウベルを壁に叩きつける。
そして、演奏中のドラムセットのフロアタムを投げる。
教授も何かの興奮しているのだと思うが、「カウベル」と「フロアタム」に当たるのは良くないだろと思います。
オチとして、後日のコンテストで主人公はキレて教授を殴り退学処分になってしまうのだが。 本映画の英語タイトルは whiplash。意味はむち打ちって意味とのこと。そう、主人公は鞭打たれているのであった。