老害、名前から年配者による悪影響だけを示す言葉だと思われている。しかし、老害は若年者にもある。まあ、昔あった成人病みたいなもので、比較的発生しやすいグループから命名することって勘違いを生む傾向にある。
成人病が生活習慣病に変わったのと同じで、老害もそろそろ別の言葉に置き換えたほうが良いのではないかと思う。
話を戻して、老害は「ネガティブケイパビリティ」が低い人に発生しやすいと考えます。
狩野元信_細川澄元像(1507) |
老害の定義
この話に限らないが、話をする前に使われる用語の定義は明確にしておいたほうが良い。だから、老害って言葉に関して定義してみる。
「老害とは年配者の行動による害」
こうしてみると分かりやすいが、痴呆症や肉体的な衰えなども含まれるので広すぎる。それと、世間は「ボケた老人の行動」や「レジでもたもたしている年配者」のことは老害とは言っていない。では、世間的に何が老害なのか?それは
「上から目線の求められていない意見」
だと考えます。
ネガティブ・ケイパビリティとは
ネガティブ・ケイパビリティとは「不完全な状態を許容できる能力」です。もっと具体的にすると
「交流関係の間違っているが実害のない知識を許容できるか」
です。極端な例を作ってみると
「カーリングはカーだから自動車競技」
「バンドネオンはネオン(管)だから鮮やかに光る」
みたいな発言を許容出来るかが、ネガティブ・ケイパビリティです。
老害は自分に関係ない批判をしたがること
話を老害に戻すと、自分に対して特に害はないことに対して批判をする人です。よくある例が
「芸能人の不倫、有名人の不祥事、権威がある人が薬物を使っていたなどの話題に対する過剰反応をしてしまうことです。
あなたの周りでも、「ウザい老人だ」と思う人はこの傾向にあるのではと考えます。そして、こういう行動は「年齢は関係ない」ということも分かるのでは無いでしょうか?
そして、先程の「自分に関係ない間違ったことを放置、許容出来る人」である「ネガティブ・ケイパビリティ」の高い人ほど老害とは遠い存在なのでは無いでしょうか。
自分が老害?を意識することで生活が楽になる
老害の人は自分に関係ないことに関して批判します。だから、それをやめれば無駄な行動が極端に減るために生活は確実に楽になります。
隣の家が汚れていることが事実でも、特に影響がなければその話題に触れないことです。コテコテのハイブランドファッションも触れる必要は有りません。
自分に害がない周りの行動を気にしないことによって、自分自身の反応の選択肢は確実に減るわけなので確実に労力が減るわけです。
なので、あなた自身の「ネガティブ・ケイパビリティ」を向上させて下さい。
情報を閉ざすのは間違え
あっ、ネガティブ・ケイパビリティを高める、老害を防止するって情報を閉ざすことなのか? それはネガティブ・ケイパビリティを高めたことにはなりません。
「知識は得る。でも関係なければ利用しない」
この考えです。
「雑学を知ることは確実に良いことですが、相手が不要な雑学を披露することは老害」
です。セブンイレブンのロゴは最後のnは小文字です。SEVEN ELEVEn って書いてあります。この事を知らないのは観察力が足りないことですが、この話題を無意味に披露するのは老害に近づくことになります。
最後に老害って何か? SEVEN ELEVEn の最後のnが小文字であることをドヤる!
で話を終わります。